6月21日『唾面自乾』
やくざに監禁された上、日本刀を付きつけられて、脅されたこともあります。顔に唾を浴びせられて、ののしられたこともあります。
そんなとき、自分自身に言い聞かせた言葉が「唾面自乾」(だめんじかん)という中国の言葉です。たとえ顔に唾(つば)を吐きかけられても拭かずに、自然に乾くまで耐えよという教えです。私は、この言葉によってずいぶん救われました。
【所感】
これまたすごい体験をされてきていますね。しかし昔の人の言葉を覚えていたことで、現状の苦しいことを耐え、乗り越えられるものなのですね。もっともっと、人間力を磨いていきたいと思いました。
川上 武彦
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