6月8日『良知』
「慮(おもんばか)らずして知る、これ良知なり」
これが正しいか正しくないかということを、いちいち考えてみたり、人に聞いてみたりしなくても、常識でわかる。これが「良知」だという言葉です。
昔の人は、学問がなくても、みんな「良知」を持っていました。ところが学歴社会が進むにしたがって「良知」、つまり常識がなくなり、世の中が乱れるようになったと思います。
【所感】
どうして昔の人は良知をもっていたのでしょう? 多分それは、今の人よりもっと人と接していて、相手のことを考えることが多かったのだと思います。人に無関心、ということがなかったのだと思います。私ももっと人に関心をもつよう、心がけたいと思います。
川上 武彦
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