9月13日『相対差の世界』
相対差の世界で生きておりますと、結果だけを追い求めるようになります。
「終わりよければ、すべてよし」という考えになり、途中の大切な手段を省くようになります。
途中を省き、結果だけを急ぎますと、事業そのものに誠意がなくなってしまいます。
誠意のない事業は一時期成長しても、転落するのは早いものです。
【所感】
「終わりよければ、すべてよし」という言葉は、良い意味だと思っていましたが、こうやってよく考えると、結果だけを求める考えなのですね。そうなると「結果がすべて」というのもどうかと思います。「ムダだった」という結果ばかりが多い場合、頑張る気が失せてきますよね。たとえ失敗しても、してきたことを糧にしていこうと思いました。
川上 武彦
—
9月12日『不景気の判断』 9月14日『世の中に雑用はない』