2月16日『後世(こうせい)の毀誉(きよ)』
「当今(とうこん)の毀誉は懼(おそ)るるにたらず
後世(こうせい)の毀誉は懼る可(べ)し
一身の得喪(とくそう)は慮(おもんばか)るに足らず
子孫の得喪は慮る可し」
幕末の儒学者、佐藤一斎の名著『言志四録』の中の一説です。
現世の毀誉よりも後世の毀誉、我が身の利害よりも子孫へ及ぼす影響の善悪を考えよ、という教えです。
【所感】
未来の人達のことも考えて生きていかなければならない、ということなのですね。中国のゴビ砂漠の緑化に貢献した「遠山正瑛」先生を思い出しました。
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